心理学用語

公正世界仮説

公正世界仮説とは、世界は公正であり、良い行いには良い報い、悪い行いには悪い報いがあるという考え方です。この仮説は、1966年にアメリカの社会心理学者であるメルヴィン・ラーナーによって提唱されました。

ラーナーは、人々は不幸な出来事や困難な状況に直面したときに、その理由を自分の行いによるものと考えることで、自分の世界観を維持しようとする心理的傾向があることを発見しました。この心理的傾向を「公正世界仮説」と呼びました。

公正世界仮説は、人々に様々な影響を与えると考えられています。例えば、公正世界仮説を強く信じている人は、困難な状況に直面したときに、あきらめずに努力する傾向があります。また、公正世界仮説を強く信じている人は、他人に対しても公正な態度を取る傾向があります。

しかし、公正世界仮説にはいくつかの限界もあります。例えば、公正世界仮説を強く信じすぎると、不幸な出来事や困難な状況に直面したときに、自分自身の行いを過度に否定してしまうことがあります。また、公正世界仮説を強く信じすぎると、他人の不幸を理解することが難しくなることがあります。

公正世界仮説は、人々の世界観を維持する上で重要な役割を果たしていますが、過度に信じすぎると、逆に人々の心理的健康に悪影響を及ぼす可能性があることも忘れてはなりません。

参考URL:

公正世界仮説 - Wikipedia


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