心理学用語

防衛的帰属仮説

防衛的帰属仮説とは、1966年にリンダ・ウォルスターによって提唱された仮説です。この仮説は、人々は自分の行動が成功したときには、自分の能力や努力を原因として帰属し、失敗したときには、状況や運などの外的要因を原因として帰属する傾向があるとしています。

この仮説は、自己防衛の心理に基づいています。人は、自分の能力や価値を高く評価したいという欲求を持っています。そのため、自分の行動が成功したときには、自分の能力や努力を原因として帰属することで、自分の能力や価値を高く評価することができるのです。逆に、自分の行動が失敗したときには、状況や運などの外的要因を原因として帰属することで、自分の能力や価値を低下させないようにすることができるのです。

防衛的帰属仮説は、多くの研究で支持されています。例えば、ある研究では、学生にテストを受けさせ、その後、テストの結果を学生に伝えました。その結果、テストで良い点数を取った学生は、自分の能力や努力を原因としてテストの結果を帰属する傾向がありました。逆に、テストで悪い点数を取った学生は、状況や運などの外的要因を原因としてテストの結果を帰属する傾向がありました。

防衛的帰属仮説は、私たちの日常生活でもよく見られます。例えば、仕事で成功した人は、自分の能力や努力を原因として成功を帰属する傾向があります。逆に、仕事で失敗した人は、状況や運などの外的要因を原因として失敗を帰属する傾向があります。

防衛的帰属仮説は、私たちの行動を理解する上で重要な仮説です。この仮説を理解することで、私たちは自分の行動をより客観的に評価することができるようになります。また、他人の行動を理解する上でも役立ちます。

参考URL:

自分に似ている人を守りたくなる 「防衛的帰属仮説」|エビデンスマン@武器になるエビデンス


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