心理学用語

回帰の誤謬

回帰の誤謬(かいきのごびゅう、英: Regression fallacy)とは、統計学における誤謬のひとつ。平均値から大きく離れた値が、平均値に近づく傾向があることを無視して、次の値も平均値に近くなると誤って判断することである。

たとえば、ある生徒がいつもテストで90点を取っていたが、あるテストで80点を取ったとします。このとき、いつも90点を取っていたから、次のテストでも90点を取るだろうと考えるのは回帰の誤謬です。なぜなら、いつも90点を取っていたのは、その生徒の能力が90点だからではなく、偶然の要素が大きかったからである。次のテストでも90点を取るには、その生徒の能力が90点以上である必要がある。

回帰の誤謬は、日常生活でもよく見られます。たとえば、いつも運が悪かった人が、ある日突然運が良くなったとします。このとき、いつも運が悪かったから、次の日も運が良くなるだろうと考えるのは回帰の誤謬です。なぜなら、いつも運が悪かったのは、その人の運が悪かったからではなく、偶然の要素が大きかったからである。次の日も運が良くなるためには、その人の運が平均値よりも良い必要がある。

回帰の誤謬を避けるためには、平均値と標準偏差を理解しておくことが重要です。平均値は、あるデータの中心値を表す値です。標準偏差は、データのばらつきを表す値です。平均値から大きく離れた値は、標準偏差が大きいということになります。標準偏差が大きければ、次の値も平均値から大きく離れる可能性が高くなります。

回帰の誤謬は、統計学的な知識がなくても起こる誤謬です。しかし、平均値と標準偏差を理解しておけば、回帰の誤謬を避けることができるようになります。

参考URL:

回帰の誤謬 | 意思決定・信念に関する認知バイアス | 錯思コレクション100


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