愛犬とずっと一緒でした

私が小学生の時に私の妹として我が家にやってきた新しい家族なのです。それが愛犬のヒメだったのです。ヒメは捨て犬だったのです。スーパーに買い物へ行った母が、かわいそうだと連れてきたのです。それがヒメだったのです。
とても懐っこくて、可愛い目をしていました。私は一瞬で好きになったのです。だから妹になったのです。これは運命の出会いだったのでしょう。
そのヒメが今ではもう十六歳になりました。目も見えなくなって、茶色い毛も白くなってきました。そして散歩にも行けなくなって、ずっと寝たきり状態なのです。私はそんなヒメとずっと一緒でした。
でも私は結婚する事になったのです。彼と結婚してアメリカに行くのです。今のままのヒメを置いていくのはとても心配です。でも母が大丈夫と背中を押してくれたので結婚を決意しました。
十六年間ずっと一緒でした。まだまだこの先もヒメと一緒にいたかったです。でも家族がみてくれているので、私は安心してアメリカへ旅立とうと思います。