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ホメオスタシス

ホメオスタシスとは、生理学者キャノン,W.B.の提唱した概念のこと。体温調節のように、生活体が環境の変化に対して諸器官を変化させることで、内部環境の動的平衡状態を維持しようとする自動的な機構や過程を示す。対概念はヘテロスタシスと言い、フロイトの死の本能に近いものである。心理学的に拡張されて、ホメオスタシスの不均衡が一次欲求の動因とされ、ハルの動因低減説の理論的根拠・ストレス発生・家族システムの変容についての基礎理論ともされている。

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メタ認知

メタ認知とは、自己の認知過程に関する判断・知識・操作などを指すもので、認知についての認知のことである。70年代のメタ記憶の研究に始まり、認知発達の研究に大きな影響を与えている。自己の認知活動に対するモニタリングやコントロールの機能が問題とされる。教育臨床などにおいて、学習不振児や発達遅滞児におけるメタ認知の欠如、教育の効果として自己学習力、熟達化との関連が指摘される。

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メタ理論

メタ理論とは、理論に対する理論で、個々の理論に対してメタ(上位の)レベルからその前提・モデル・アナロジーを問い返そうとする試みのこと。60年代、科学論において、クーンの科学諸理論の共約不可能性、ハンソンの観測(見ること)の理論負荷的性格(概念のゲシュタルト)、ペパーの世界仮説としてのルート・メタファ説などが提唱されており、心理学においても、実証主義に対する反省から理論心理学・認知心理学が発展しているのである。

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メディア・リテラシー

メディア・リテラシーとは、インターネットや電子メールといった電子メディアの操作能力のこと。リテラシーは、識字・読み書き能力を表すものであるが、情報化社会において、デジタル情報を操作することが必須となってきている。これには単に情報機器の操作だけではなく、情報ネットワークの活用能力も含まれ、ネチケット問題など、全般的なコミュニケーション能力が含まれているのである。

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目撃証言の信憑性

目撃証言の信憑性とは、記憶の変容のひとつで、事故や犯罪の目撃者の証言についての、信頼性の問題のことで、記憶の正確さと客観的な正確さとが一致しないことが多いということ。要因としては、目撃時のストレス、対象に対する関心、ステレオタイプ、事後情報効果、自我関与の程度などが挙げられる。ロフタス,E.F.らの実験では、記銘時における加工、事後情報の記憶内容への取り込みによる記憶変容、再生時の記憶の再構成などが指摘されている。

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ラテラリティ

ラテラリティとは、一般的には、生物個体の左右対称的な器官の一方が、他方よりも優れている現象で、特に左右の大脳半球の機能的非対称性を表すものである。これは、スペリーらの分離脳の実験、脳損傷・両耳分離聴の実験などを通じて明らかにされてきた。左半球は、言語的処理能力など分析的・継持的・部分的認知に優れており、右半球は、空間認知・図形・パターンの認知・メロディの認知・感情認知など総合的・同時的・全体的認知に優れているのである。

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REM睡眠

REM睡眠とは、睡眠段階のひとつで、急速眼球運動を伴い、夢を見ている状態とされるもののこと。通常睡眠は、入眠段階・浅い眠りの段階・中等度睡眠段階・深睡眠段階のノンレム睡眠とREM睡眠とで、合わせて90分の周期を4~5回繰り返すもの。REM睡眠では、脳波は覚醒パターンに似た低振幅の波形を描いており、自律神経系の活動が高まり、記憶の体制化との関連が指摘されている。また選択的断眠実験によるREM睡眠の剥奪では、注意力の低下・精神的な不安定が生じるなど、精神衛生上の意義が指摘されているが、その機能については未知の部分が多いのである。

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IRM

IRMとは、テインバーゲン,Nにより提唱されたエソロジーの中心概念。環境のある刺激により、系統発生的に種に固有の行動パターンが活性化される、生活体の生理学的仕組みのこと。例えば、トビウオの縄張り行動では赤い腹部に対して攻撃行動が解発されたり、アヒルやカモなどの刻印づけでは後追い行動が解発されたりするもので、一定の環境のもとでの学習を必要としない行動の発現である。子育てにおいても、赤ん坊らしさという幼児図式が、世話をしてやりたくなるといった反応を引き起こしたりするものとなっている。

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アタッチメント

アタッチメントとは、ボウルビイ,Jにより、「人間(動物)が特定の個体に対して持つ情愛的絆」を表すものとして提唱されたもので、愛着と訳されている。乳児は、自己の発信行動に対してタイミング良く反応してくれる成人に対して愛着を形成し、様々な不安を低減させるのに利用し、その対象となる成人を安全基地として探索活動をしはじめる。離乳・歩行・自立の基礎となるもので、エインズワースらは、ストレインジ・シチュエーションによりそのパターンを測定しているのである。

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依存性

依存性とは、一般に、心理的・身体的安定の為に、他者や事物への接近・同一化などを求める性質を表す。発達心理学では、子の親に対する依存を意味することが多く、愛情や栄養など様々な心理物理的対象に対する動機づけとしての依存欲求と、それを実現する接近や接触などの依存行動が含まれる。また臨床心理学的には、ホーナイの対人的病的依存症、様々な嗜癖、薬物依存などの症状を示すもの。

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