メタ理論

メタ理論とは、理論に対する理論で、個々の理論に対してメタ(上位の)レベルからその前提・モデル・アナロジーを問い返そうとする試みのこと。60年代、科学論において、クーンの科学諸理論の共約不可能性、ハンソンの観測(見ること)の理論負荷的性格(概念のゲシュタルト)、ペパーの世界仮説としてのルート・メタファ説などが提唱されており、心理学においても、実証主義に対する反省から理論心理学・認知心理学が発展しているのである。