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箱庭療法

箱庭療法とは、ローエンフェルト,M.の世界技法を、ユング派セラピストのカルフ,D.が分析心理学理論を適用し、心理療法として確立したものである。砂を入れた木箱と多種の玩具(人・動物・木・建物など)が用意され、クライエントに自由に箱庭を作ってもらう。その際セラピストとの関係が重要視される。安全に守られてきた環境で箱庭を作る事で、はじめてクライエントは内面を表現し、自己治癒力が発揮できる。子供から大人まで適用可能な心理療法。

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父性原理

父性原理とは、自分自身をも自我から切り離し、他者との比較においておのれの相対性をひきうけてゆこうとする態度のこと。つまり「断ち切ること」といえる。また相補的な関係のものに、母性原理がある。

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母性原理

母性原理とは、「包み込むこと」であり、自分自身を他者と切り離すことなく、むしろそれとつながろうとする態度のことである。また、相補的な関係のものに、父性原理がある。

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実存分析(ロゴテラピー)

実存分析(ロゴテラピー)とは、フランクル,V.E.の主張する人間学的な研究法であり、心理療法のひとつ。個人がどんな意味と価値を実現しうるかという立場から、その実存を明確にしようとすること。フロイト,Sの快感原則や、アドラー,A.の権力への意思に対して、意味を求める意志の重要性を強調する。人生は、愛や体験や創造をすることのみに意味があるのでなく、不確実で見通しのない頼りなさを真に悩むこと(苦悩価値)により、充足感がもたらされると考えるのである。

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現存在分析

現存在分析とは、フロイトの弟子であったビンスワンガー,L.とボス,M.により創始された精神医学の学派、及びそれに基づく心理療法のこと。人間を客観対象化する自然科学的・還元主義方法をとった20世紀初期の心理学と精神医学を批判し、世界内存在としての人間を直接にありのままに理解しようとする現象学的立場を強調した。フッサールの現象学やハイデッガーの存在論を基礎として、クライエントの内的世界を重視し、同じひとりの人間として見ていこうとする。この姿勢は来談者中心療法と共通する。

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来談者中心療法

来談者中心療法とは、ロジャーズ,C.R.により展開された心理療法のこと。初期は非指示的心理療法と呼ばれていて、クライエントの成長する力に重点が置かれ、セラピストの受容的態度が強調された。その後、セラピストの人間的な態度を重視し、自己理論を背景とした来談者中心療法に変わり、さらに実存的観点からセラピストの純粋性が提唱されるようになった。またパーソン・センタード・アプローチというかたちで、エンカウンター・グループの実践など社会問題への展開が行われるようになった。

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共感的理解

共感的理解とは、来談者中心療法のセラピストに必要な態度のひとつである。クライエントの内的な主観的世界を、セラピストがあたかも自分のものであるかのように感じ取り、しかも巻き込まれずに、「あたかも~のような」という性質を失わないこと。共感的理解の治療的意味は、まずセラピストがクライエントを共感的に理解し、そしてそれをクライエントに反映させることを通して、最終的にクライエントが自分自身の理解に至ることを援助することにある。

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無条件の肯定的受容(配慮/関心)

無条件の肯定的受容とは、来談者中心療法のセラピストに必要な態度のひとつである。クライエントを、一人の独立した人間として無条件に認め、ポジティブな面と同様にネガティブな面をも受容すること。クライエントが不適応にあるということは、つまりクライエントが自分自身を受容できていない状態にあることを指す。そこで、セラピストが無条件にクライエントを受容することで、クライエントが自己を見つめ直し自分自身を受容できるように援助するのが、無条件の肯定的受容の意義である。

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自己一致

自己一致とは、自己概念(そうであるべき自分)と自己経験(あるがままの自分)が一致している状態のこと。ロジャースの来談者中心療法において目標とされる健全なパーソナリティの状態で、後にジェニュインネス(純粋性)と呼ばれるようになった。逆に自己概念と自己経験の不一致がクライエントに不適応をもたらすことになるのである。心理療法の場では、セラピストの自己一致が、クライエントの不一致から自己一致状態へ変化、治療効果をもたらす為の必要条件とされている。

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ストランズ

ストランズとは、本来の意味は撚り糸のことで、心理療法において、クライエントがどのような状態にあるのかを把握する為の手がかりのことで、最終的に統合されるべき人格の各側面である。ロジャーズ,C.R.は、7つのストランズの変化を段階づけることで心理療法の進行過程を客観的に評価しようとした。人格が未成熟な段階では各ストランズが区別可能であるが、成熟していくにつれ1本の網のような統一体になっていく。ストランズとして、①感情と個人的意味付け、②体験経過、③不一致、④自己の伝達、⑤体験の解釈、⑥問題に対する関係、⑦関係の仕方の7側面が用いられるのである。

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