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フォーカシング

ジェドリン,E.T.は、ストランズのひとつである体験過程こそ、心理療法の本質であると考えた。体験過程とは、身体感覚として体験されるが、概念にできない感情の流れと定義。この体験過程に接近することでクライエントの自己理解を援助する技法のことをフォーカシングと呼ぶ。フォーカシングでは、フェルトセンスと呼ばれる、曖昧であるが直接感じとれる身体感覚を明確化する過程を通して、自己の内面に存在する言語化・概念化が困難な心の動きに焦点を当てていくのである。

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エンカウンターグループ

エンカウンターグループとは、ロジャース,C.R.により開発された、人間的成長・自己洞察・対人技能の向上を目的としたグループ体験のこと。10人前後の小集団で数日間の合宿生活を行い、自由に話し合っていく。ファシリテーターと呼ばれる、集団の相互作用を促進するためのスタッフが、そのプロセスを援助していく。そうして参加者の間に自由な感情の交流が生じることで、新たな自分への気づきを得る。話し合い(セッション)に課題を設定する構成的エンカウンターグループもある。

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行動療法

行動療法とは、客観的に実証された学習理論の応用により、誤って学習された不適応型行動パターンを消去し、未学習の適応的行動パターンの形成を行うことで、問題症状を適切な方向へ変容させる心理療法のこと。行動療法の背景には、あらゆる人間の行動は学習により成立するという行動主義心理学理論が存在している。科学としての心理療法であり、精神分析や来談者中心療法とは異なり、直接観察できない人間の内的過程に働きかけることはしない。

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フラッディング

フラッディングとは、恐怖や不安症状の原因となる現実場面に、クライエントをいきなり直面させ、実際には何も恐ろしい事態が生じないことを理解させることで治療を行う、行動療法のひとつである。主に恐怖症・強迫性障害の治療に用いられる。実施における留意点として、クライエントの安全を確実に保障すると同時に、クライエントが逃げないように退路を完全に断つことが必要。エクスポージャーや系統的脱感作との相違は、段階的にではなく最初から最大級の恐怖に直面させる点である。

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エクスポージャー

エクスポージャーとは、曝露法とも言われるもので、恐怖や不安症状の原因となる状況や刺激に、クライエントを段階的にさらすことで、不適応反応を消去する行動療法のひとつ。フラッディングと同じ意味で用いることもあるが、段階的に恐怖刺激にさらす「段階的エクスポージャー」のことを、エクスポージャーと呼ぶことが多い。実施における留意点は、フラッディングと同様、クライエントの安全を確実に保障すると同時に、クライエントが逃げないように退路を完全に断つことである。

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系統的脱感作法

系統的脱感作法とは、代表的な行動療法であり、エクスポージャーと逆制止法が合わさったもの。逆制止法とは、不安や恐怖に対して、拮抗する反応(リラックス状態)をぶつけることで打ち消す技法のこと。具体的な方法としては、①不安拮抗反応を獲得する、②不安階層表を作成、③不安階層表に基づいて、不安の低い場面からイメージさせるとともに逆制止法を行い、不安が解消されたら次の段階へ進む、というのが一般的。ウォルピ,J.により考案。イメージではなく現実場面を使う現実脱感作法も用いられるのである。

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不安階層表

不安階層表とは、クライエントに不安・恐怖反応を引き起こす刺激や状況を特定し、それらの強さを段階的(多くは10段階)に配列した表のこと。系統的脱感作法やエクスポージャーの実施においては不可欠。不安階層表の作成方法は、主観的な不安・恐怖の強さを0~100の値で得点化したSUD(自覚的障害単位)を使用し作成されることが多い。

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嫌悪療法

嫌悪療法とは、不適応行動の消去を目的とした行動療法のひとつである。例えばアルコール依存症者に抗酒剤あるいは催吐剤を投与し、飲酒直後に吐き気を引き起こさせ、飲酒行動を抑制する。与える刺激としては、弱い電気ショックや不快な音刺激なども使用される。しかし、嫌悪療法の効果はあくまでも一時的なものであり、対症療法に過ぎないことを忘れてはいけないのである。アルコール依存症のほか、喫煙や過食、性的逸脱などが適用対象とされている。

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トークンエコノミー法

トークンエコノミー法とは、適切な反応に対してトークン(代用貨幣)という報酬を与え、目的行動の生起頻度を高める行動療法の技法である。トークンは、一定量に達すると特定物品との交換や特定の活動が許されるという二次的強化の機能を果たす。適用に あたっては、事前にクライエントとトークンと代替する物品・活動の取り決めをすることが重要。この技法は、強化子に飽きにくく、場所を選ばずに強化できる、強化が遅れないなどの点で効果的である。

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