実存分析(ロゴテラピー)

実存分析(ロゴテラピー)とは、フランクル,V.E.の主張する人間学的な研究法であり、心理療法のひとつ。個人がどんな意味と価値を実現しうるかという立場から、その実存を明確にしようとすること。フロイト,Sの快感原則や、アドラー,A.の権力への意思に対して、意味を求める意志の重要性を強調する。人生は、愛や体験や創造をすることのみに意味があるのでなく、不確実で見通しのない頼りなさを真に悩むこと(苦悩価値)により、充足感がもたらされると考えるのである。