TAT
TATとは、モーガン,C.D.とマレー,H.A.が考案した投映法であり、主題統覚検査または絵画統覚検査と訳されるもの。日常生活での光景が描かれた絵を1枚ずつ見せ、その登場人物の内面、そして過去・現在・未来について自由に物語を語ってもらい、内容を分析し、被検者のパーソナリティや欲求を探り出すという方法。マレーの欲求=圧力理論に基づく分析が基本形である。また児童用として、登場人物をすべて擬人化された動物に置き換えたCATがある。
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TATとは、モーガン,C.D.とマレー,H.A.が考案した投映法であり、主題統覚検査または絵画統覚検査と訳されるもの。日常生活での光景が描かれた絵を1枚ずつ見せ、その登場人物の内面、そして過去・現在・未来について自由に物語を語ってもらい、内容を分析し、被検者のパーソナリティや欲求を探り出すという方法。マレーの欲求=圧力理論に基づく分析が基本形である。また児童用として、登場人物をすべて擬人化された動物に置き換えたCATがある。
Continue reading...文章完成テストとは、未完成の文章を完成させるパーソナリティ検査のこと。質問紙を用いるが、分類は投映法である。反応文には自己概念や対人関係、家族関係などが投映され、パーソナリティの全体像を把握することができる。被検者の反応選択がかなり自由であり、施行方法も簡単で集団施行も可能などの利点がある。しかし一方で、その自由さゆえに客観的評価が難しく、検査者の習熟が必要とされるのである。
Continue reading...バウムテストとは、コッホ,K.により考案された投映法である。子供の発達検査としての側面もある。A4版の紙と鉛筆、消しゴムを用意し、「実のなる木を1本描いて下さい」と指示。その画像の全体的印象、樹木の各部の形態、空間図式の検討などについて分析する。子供から大人まで適用範囲が広く、集団施行も可能であり、所要時間も短いゆえに臨床現場で広く活用されている。ただし、自由度が大きい分客観性が低く、他の検査や面接で得られれたデータと組み合わせて解釈する必要がある。
Continue reading...DAPとは、投映法のひとつで、元々はグッドイナフ,F.が、児童の知的発達の測定用に開発した検査であるが、現在ではパーソナリティ検査として成人にも広く用いられている。実施法は、まず特別な指定をせずに人物の全身画を描かせ、次にその描かれた人物と反対の性別の人物をもう1枚の用紙に描かせる。こうして得られた2枚の人物画から、全体的評価、その描き方(形式)、描かれた人物の特徴(内容)などを分析し、被検者のパーソナリティを捉えようとするのである。
Continue reading...HTPとは、家屋・樹木・人物画法テストとも呼ばれるもので、バック,J.により開発される。家屋・樹木・人物の絵を描かせた後、それらが被検者にとってどのような意味があるのか64項目の質問を行う。各描画像には、自己イメージが投映されると同時 に、家族イメージ・対人関係なども投映されると考えられており、パーソナリティを多角的に捉えることが可能。改良版として、家屋・樹木・人物・その反対の性別の人物という4枚を描かせるHTPPがある。
Continue reading...P-Fスタディとは、絵画欲求不満テストとも呼ばれるもので、ローゼンツァイク,S.により作成された投映法。欲求不満状況に対する反応のタイプから、被検者のパーソナリティ傾向を把握。日常の欲求不満場面について、漫画風に描かれた24枚の刺激に対して、空いているフキダシに自由に反応を書き入れさせる。結果の分析は、攻撃性の方向(他責・自責・無責)と攻撃型(障害優位型・自我防衛型・要求固執型)の組合せで行われる。
Continue reading...作業検査法とは、被検者に、一定の状況の元で一定の作業を実施させ、その作業の遂行態度や結果から、作業者のパーソナリティを測定する心理検査のこと。内田クレペリン精神作業検査が、代表的なものである。長所は、一度に多人数の実施が可能、意図的な回答操作が困難、言語能力に依存しないなどが挙げられる。一方短所は、パーソナリティ傾向の一面しか捉えられず、解釈に熟練を要するなどが挙げられる。
Continue reading...内田クレペリン精神作業検査とは、クレペリン,E.が実験心理学的研究の為に考案したものを、内田勇三郎が翻案したパーソナリティ検査のこと。テスト用紙に印刷された数字列を、連続して加算し、その結果である作業能率の時間的推移を表す曲線(作業曲線)のパターンを分析することで、パーソナリティを把握する。実施方法は、練習2分、本検査(前期)15分、休憩5分、本検査(後期)15分。練習の効果、疲労、作業曲線のパターンに基づいて、パーソナリティや精神機能の診断を行うものとして広く活用されている。
Continue reading...ベンダー・ゲシュタルト検査とは、ベンダー,L.が作成した作業検査法のことで、投映法に分類される場合もある。ゲシュタルト心理学者のウェルトハイマー,M.が作成した、点や直線・曲線、閉合図形などを組合せた9枚の図形を1枚ずつ模写させ、その結果を分析。現在では、パーソナリティ検査としてよりも、発達検査や器質的脳疾患の識別診断における認知機能の測定に用いられることが多い。特に、学習障害や高次脳機能障害の診断には欠かせない検査となっている。
Continue reading...防衛機能とは、精神分析の概念であり、イドの欲求や超自我の命令、外界の制約などの間の葛藤を処理するとともに、自我の安定が脅かされないように働くメカニズム。自我が不安に直面すると無意識的に発動し、内界を操作することで安定状態を取り戻すものである。実際に問題を解決せずに現実を歪めることで一時的な適応を可能にすることができるが、長期的または不適切な機制の作動は神経症などの不適応を引き起こすのである。
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