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イド

イドとは、精神領域で最も原始的な装置である。無意識的な本能エネルギー(リビドー)の源泉であり、純粋に快楽を求め不快を避ける働きを持つ。独語ではエスと言う。この語が意味するのは、自我意識の欠如である。

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自我

自我とは、現実適応の為の心的装置のこと。抑圧や防御機制により、人間の行動を外界現実の制約に適合させるように機能する。イドの本能的衝動と超自我の道徳的要求を、外界の現実的制約にあわせて調整し、よりよい適応を図る。自我は、イドの本能的衝動が発達するにつれて外界と接触していく過程で、分化・形成される。自我の作動原理は言語・論理性であり、無秩序・本能的である無意識=イドを対立する。

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超自我

超自我とは、いわゆる倫理や良心・道徳にあたる心的装置のこと。罪悪感や後悔といった感情として意識化され、イドの本能的衝動を禁止し、自我機能を道徳的な方向に誘導する機能を持つ。超自我は、幼児期における両親や周囲の大人からのしつけ・教育などの社会道徳を個人の中に内在化するものであり、自我から分化して形作られる。イドと同様に、外界への適応に反する命令を下し、自我としばしば葛藤を引き起こす。それゆえ精神分析療法では、神経症の治療過程における「超自我の緩和」が重要とされているのである。

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リビドー

リビドーとは、フロイト,S.があらゆる精神活動の根源となるエネルギーは性欲動であると主張し、そのエネルギーのことを指す。フロイトは、生物学的観点から、生物の行動原理の本質を「種の保存」と捉え、生殖こそが人間を含めた生物の究極的目標であるとし、性的ではない活動、たとえば知的活動といえども、社会に受け入れられる形に置き換えられたリビドーだと主張した。彼はまた、リビドーは出生直後から存在するとして、「小児性欲」を唱え、それらの解消される身体部位によって、口唇期・肛門期・男根期・潜伏期・性器期という発達段階を体系化したのである。

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備給

備給とは、人物や事物に性的な感情・興味・関心を向ける、すなわちリビドーを向けること。フロイト,S.は、幼児期におけるリビドーは、自己の身体に向けられるとし、その部位により心理性的発達段階を定めた。性欲動が沈静化している潜伏期である児童期を経て、リビドーは外界の対象に向けられる。一方これとは逆に、対象から今まで向けてきた興味・関心を切り離し、リビドーを引き上げることを逆備給と呼んでいる。これは臨死患者などがこの世への未練を断ち切って安らかな最期を迎える、いわゆる死の受容における重要なプロセスをされるのである。

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口唇期

口唇期とは、フロイト,S.が主張した、心理・性的発達段階における第一段階のこと。(生後18ヶ月位までの時期)乳児は、口唇や口腔周辺に快感を得、主に吸う/噛むことにより快楽を得るとされる。この時期の乳児は、授乳という行為を通じて外界との交流を行う。アブラハム,K.は、口唇期を、受動的に吸う活動が主要である吸いつき早期段階と、歯が生えてからの噛みつく/噛み取ることが重要な活動となる口唇サディズム期の2段階に区分したのである。

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肛門期

肛門期とは、フロイト,S.の心理・性的発達段階における第二段階のこと。(1歳後半から3~4歳位までの時期)この段階の幼児は、肛門領域に快感を得るとされている。この時期の幼児は、トイレット・トレーニングを経験し、親の叱責と賞賛を通して、自分で自分をコントロールできるという自信=自律性を身につける。こうして、外界に対する主張的で能動的姿勢、つまり自我が芽生える。ゆえにこの時期は、子供が独自性を主張し、何でも自分でやりたがる第一次反抗期でもある。

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男根期

男根期とは、フロイト,S.の心理・性的発達段階における第三段階のこと。(3~4歳から6歳位までの時期)エディプス期とも呼ばれる。この時期の幼児は、性器への関心が強まり性器から快感を得、性器の違いにより男女の差を自覚するとされている。また異性の親に性的欲求を向け、ライバルである同性の親を憎む。この結果生じる去勢不安を解消する為に、幼児は同性の親への同一視を行い、超自我及び性役割を獲得するのである。

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潜伏期

潜伏期とは、フロイト,S.の心理・性的発達段階における第四段階のこと。(5~6歳から11~12歳位までの時期=児童期)この時期には、男根期に獲得された超自我によりリビドーが抑圧される。ゆえに、それ以前のエディプス/エレクトラ・コンプレックスに代表される性的記憶・関心は忘れ去られるのである(幼児期健忘)。この児童期には、学業や友人関係にエネルギーが注がれ、自我機能のさらなる発達が促進される。次の性器期で再び出現するまで、リビドーは潜伏し安定状態におかれる。

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性器期

性器期とは、フロイト,S.の心理・性的発達段階における第五段階のこと。(11~12歳以降の時期)リビドー発達の最終段階。一般にいう思春期・青年期にあたる。それまでの自らの各身体部位に向けられていた部分的なリビドーが統合され、身体的成熟とともに性器性欲が出現。この解消は、自己身体ではなく対人関係の中に求められる。こうして、愛情対象の全人格を認めた異性愛が完成されると見なしたのである。

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