自己中心性

自己中心性とは、発達段階(幼児期)においての用語で、ピアジェ,Jは、物事の一面にのみ注意を集中し、同時に他の面に注意を向けることが難しいことを「中心化」と呼び、特に前操作期の子供の認知的制約を示す特徴として「自己中心性」と呼んだ。幼児においては、自他が未分化な為、自分の視点や経験を中心にして物事を捉え、他人の視点に立ったり、自他の経験を相対化したり、自他の相互関係を捉えて判断することが難しいことを表す。発達の方向性は、自己中心性からの離脱・社会化にあり、柔軟な姿勢をとれるようになること。