構成主義

構成主義とは、機能主義に対抗してティナチーが自身の立場を示す為に用いたもので、19世紀後半から20世紀初頭にかけて主流となったヴントらの要素主義的アプローチである。複合的な心的過程を、徹底した内観により個々の要素に分解、それぞれの要素の特質を調べて、法則定立的に統合の一般法則を見出そうとしたが、やがてゲシュタルト心理学からの批判、機能主義・行動主義の普及の中で衰退していくこととなる。