二項分布

二項分布とは、確率pで起こる事象を独立にn回観測したとき、そのうちr回その事象の起こる確立p(r ;n)の分布のことである。Nの値が大きくなるにつれて正規分布に近づく、最頻地は、平均値又はその近傍に見出される。確率実験で最も簡素なものは、コインの裏と表のように結果が2通りしかないベルヌイ試行であり、社会統計の標本調査・工場の品質管理・各種心理実験結果の解析などに広く用いられる。