パス解析

パス解析とは、生物学者ライトによって考案されたもので、同一個体から得られた複数の変数間に何らかの因果モデルが仮定される場合に、各変数をつなぐ道であるパスの効果を量的に表す統計的分析法である。具体的には、重回帰分析をいくつか組み合わせたもので、パス係数は、説明変数を標準化した場合の重回帰分析の偏回帰係数となる。形式的には、どのようなデータにも適用できるが、変数間の因果関係については、モデルがなければ実質的な規定力は持たない。