さて、「糖」という言葉を御存じない方はいらっしゃいませんよね。(知らなかったら、高校に進学出来ていないものね)
中学校の理科でも出てきましたね。「麦芽糖」と「ブドウ糖」って奴ですよ。
けれど、そんな堅苦しい事言わなくても、良いですよね。
「御砂糖」だって「糖」ですね。でも御砂糖はこれからは正式名称の「ショ糖(スクロースorサッカロースでもOK)」で呼びますね。
他にも、食品に含まれる「オリゴ糖」ってのも知っているでしょ?後、料理やお菓子作りにつかう(らしい)果糖だって糖です。
こいつら「糖」も、有機化合物です。
じゃぁ、「糖」って何でしょう?
「じゃぁ、糖って何やねん?」
そりゃ、そう思いますね。「糖=甘いもの」ではないですよ。
甘い物が多いのもまた事実ですが、そうとも限らないし、第一甘いものでも、糖ではないものはいろいろある。
定義は「同一分子内に、二つ以上の水酸基と、カルボニル基を持つ化合物」です。
が・・・。
それじゃ訳が分からないですね。
定義はそうなんですが、そういう正式な事は、化学系に進学する人だけ、大学で学んでもらう事にして、ここではもっと実用的な話をしましょう。
大学受験までは、基本的な糖の具体例だけを覚えて頂ければ良いと思います。
では、その具体的な話へ進みましょう。
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