アルデヒドがらみの、その他の知識

アルデヒド


  1. 悪酔い、二日酔い

    製作中

  2. 酸化剤の強さ

    第一アルコールを酸化する場合、

    あまり強く酸化すると、酸化がアルデヒド で止まらず、カルボン酸にまでなってしまう可能性がありますね。

    ではどういう場合はアルデヒドで止まって、どういう場合がカルボン酸まで行っちゃうんでしょう?

    この答えは単純ではなく、case by case なんですが、ある程度は酸化剤の種類で決まります。(大学入試問題の場合)

    唯、あくまでも参考であり、必ずしもこうなるとは限りません。注意して下さい。

    1. 過マンガン酸カリ

      これは硫酸酸性中で使うと、非常に強い酸化剤なので、原則としてカルボン酸まで酸化すると思って下さい。

    2. 二クロム酸カリ

      これは、過マンガン酸カリと比較すると弱いので、反応はアルデヒドで止まると考えて下さい。

    3. オゾン

      結論から言えば、反応はアルデヒドで止まります。

      しかしこれはオゾンの酸化力が 弱いためではなく、オゾンが気体の酸化剤である所に問題があります。

      どういう事か説明しましょう。

      過マンガン酸カリオゾンは非常に強力な酸化剤なので、二重結合切断型酸化反応をします。

      ところが、生成物が異なります。

      それは酸化力の差ではなく、オゾンが気体だからです。

      つまりC−C−C=C−C−C−OHは液体です。ですから気体酸化剤も吹き込む事が出来ます。しかしC−C−CHOもOHC−C−C−OHも固体です。つまりこいつが生じると、オゾンが追い出されてしまい、反応を続けられなくなるのです。


      アルデヒドに関する知識はこんなものでしょうか。

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