ブドウ糖(グルコース)

最も基本的な糖


生物・化学の方には御馴染みでしょうが、物理・化学の人には、詳しい話は初めてですね。

ブドウ糖の話です。ブドウ糖はグルコースとも言います

まずは、ブドウ糖の構造を見てみましょう。

分子式は6126です。

ややこしい構造ですね。

でも、覚える必要があるんですね。(^^;)

あと、水酸基と水素の上下の関係は、ひっくり返してはいけません。絵の通り覚えて下さい。

通常は単結合は上下入れ替えても構わないのですが、糖の場合はいけません。上下を入れ替えると、別な種類の糖になってしまい、「ブドウ糖」ではなくなってしまいます。

(理由を簡単に説明しますと、「炭素が不斉炭素原子(キラル)だから」です)

残念ながら、覚えて描けるようになって下さい。

唯、この構造で、輪になっている部分の炭素は、描かなくても分かりますね。また、水素も描かなくても分かるでしょう?





ですから通常は、輪の部分の炭素と、水素は省略して、こんな風に描きます。(これは正式な描き方です)

で、ブドウ糖の性質について説明しなくてはならないのですが、6つある炭素に名前を付けていないと説明し難いので、番号を振って、区別したいと思います。(これも正式なやり方です)




この番号も覚えて下さいね。

では、詳しい性質の話へ進みましょう。

次のページへ


  1. アルドヘキソース型とαβ型
  2. 還元性
  3. 麦芽糖


糖の目次へ独学ための有機化学の「次のページ」へ独学ための有機化学へ目次へ


This page hosted by Get your own Free Homepage
Hosted by www.Geocities.ws

 1