発達課題

発達課題とは、ハヴィカースト,R.J.により提唱された概念で、人が発達過程のそれぞれの段階で達成すべき課題のことである。身体の成熟などの生物学的課題、個人的な認知・価値判断など精神的課題、しつけなどの社会文化的課題などが含まれている。社会的にも精神的にも、健全かつ幸福に生きていく為の条件として、それらをひとつひとつ達成していくことが必要。エリクソン,E.H.は、ライフサイクルの8段階で、それぞれ信頼性・自律性・自主性・勤勉性・同一性・親密さ・生産性・統合性といった危機的発達課題を提出している。