ライフサイクル論

ライフサイクル論とは、生物個体に見られる、生まれ、成長・成熟し、老いて死ぬという時間の進行に伴った規則的な変化、もしくはその期間のことで、生活周期と訳す生物学の用語のこと。エクリソン,E.H.は、対人関係的で心理社会的な活動の基礎となる心理特性という観点から、人間の8つの発達段階を記述する用語として使用。また彼は、各発達段階には分岐となるような危機があると提唱するとともに、それ自身完結しようとする傾向と世代連鎖の一環を形作ろうとするふたつのサイクルの重なりに注目し、発達の意味を探ろうとしたのである。