前操作期

前操作期とは、発達段階(幼児期)においての用語で、ピアジェ,Jの認知発達の第2段階で、1歳半から6~7歳にかけての時期のこと。その特徴は、イメージや言語的な象徴化が可能になるとともに、対象の永続性を獲得していくが、他者の視点に立つことができない自己中心的、周囲の知覚的影響、アニミズム的世界観に拘束されていて、物事の全体としての理解・分類・系列化の操作が不十分であるという点にある。大きく分けて、4歳ぐらいまでの象徴的・前概念的思考の段階と、後半の直観的思考の段階に分けられる。