具体的操作期

具体的操作期とは、発達段階(児童期)においての用語で、ピアジェ,Jの発達区分によるもの。6歳前後から11歳前後にかけての知的発達を特徴づけるもののこと。前操作期までに生じた思考活動に、可逆性(否定と逆)や相補性が加わり、実際の事物を対象にした分類・順序づけ・対応づけに必要な一群の操作(群生体とよぶ)が発達する。7~8歳頃には長さ・物質量・数などの保存の概念が生じ、9~10歳を過ぎると面積や重さなどの保存の概念を持つようになり、やがて形式操作の基礎を形成するものとなるのである。