負の練習法

負の練習法とは、条件性制止法とも呼ばれるもので、ハル,C.L.の行動理論に基づく技法である。例えばチックなどの習慣化した不適応行動を意識的に集中反復させて、反復後に一定の休息を与える、という過程を繰り返し行う。それにより、反復による疲労や徒労感が学習され、症状が消失するというもの。チックのほか、吃音や心因性失語などが適用対象となるのである。消去すべき症状を意識的に反復させるという逆説的な技法。