プロセス指向心理学

プロセス指向心理学とは、1980年代に、ユング派の分析家ミンデル,A.により提唱されたボディ・ワーク、グループワークを重要視するトランスパーソナル心理学のひとつである。身体的働きかけは、フォーカシングに似て、フェルトセンスを求めるとともにより微細な感覚に開かれたものである。コーマ・ワークにおいては昏睡状態にあるものに対する援助となっている。集団的な取り組みは、家族からコミュニティへと広がり、各地での紛争の解決、無意識のうちに権力関係として形成されているランクへの働きかけなど、極めて実践的な心理学である。