観察法

観察法とは、心理学における最も基本的な研究法のひとつである。大きく分けてふたつ、自然的観察法と実験的観察法がある。またフィールドワーク、臨床的な事例研究においては、参加観察がその中間形態として重要となる。自然観察法は、仮説設定の準備段階にあたるもので、観察対象を、できるだけ主観を加えずに正確に記述し記号化するものである。一方、実験的観察は、仮説検証のため、独立変数の操作を行い従属変数となる対象の行動や状態の変化を観察測定するものである。