認知的斉合性理論

認知的斉合性理論とは、ハイダー,F.が提唱、対人関係の原理となるバランス理論(P-O-X理論)が代表的なもの。認知の体制化・再体制化に当たって、認知の一貫性を求める傾向を前提とする理論のこと。思考におけるホメオスタシスのようなもので、認知や態度は、全体的な調和と安定を維持するように相互に関係しあっているのである。斉合性の歪みが、緊張を生じ、緊張は斉合性を回復するような内的圧力となり、これにより個々の認知や態度が変更することになる。