適正処遇交互作用

適正処遇交互作用とは、クロンバック,L.J.により提唱された概念。学習者の個人的特性と特定の学習法・教授法との間にある交互作用を指すもの。教育心理学において、個人的な特性に応じた学習法の理論的基礎となるものである。元来、実験心理学においては処遇の主効果に、相関心理学においては個人差の相関研究に焦点が当てられていたことに対する批判から、交互作用を分析することで、個人的特性に合った教育効果を最適化することを目指すもの。