ピグマリオン効果

ピグマリオン効果とは、ピグマリオン(彫刻家)が、自ら作った彫像に恋をし苦しんでいるのを、アフロディティが助け、彫像に命を与えたというギリシア神話に因んで、ローゼンソール,R.が命名した用語である。教師が児童・生徒に対して抱く期待が無意識のうちに影響して、将来的な実現効果を持つことを指摘したものでもあり、教師期待効果とも呼ばれている。また一般的な実験状況において、統制外の要因として、実験者の存在が間接的に被験者に影響する実験者効果とも類似しているのである。