プライミング効果

プライミング効果とは、手続的記憶のひとつで、先行刺激の受容が、後続刺激の処理に無意識的に促進効果を及ぼすこと。直接プライミングと間接プライミングがある。直接プライミングは、知覚的プライミングと概念的プライミングに分かれる。間接プライミングは、プライム刺激の認知により、テスト刺激の認知を促進させるものである。理論的には、脳内の特定位置の記憶検索が隣接領域の記憶を活性化させるという、コリンズ・ロフタスの活性拡散モデルにより説明されている。