機能主義

機能主義は、19世紀後半に現れた科学的方法論のひとつ。物自体・本質といったものを直接対象とすることができないとする不可知論の前提で、実証主義・現象的な物事の結合・関連を明らかにしようとする立場である。心理学的には、構成主義の反対概念。心の機能は、有機体が環境に適応しようとする精神の統一的活動であるという立場をとるもので、行動主義の母体となるとともに、認知心理学にもつながるものでもある。