アクスラインの8原則

アクスラインの8原則とは、アクスライン,V.M.が強調した、遊戯療法家に必要な8つの基本原理のこと。彼女は、ロジャース,C.R.の来談者中心療法の立場を発展させ、児童中心療法としての遊戯療法を提唱。具体的には、①よい治療関係を成立させる、②あるがままの受容を行う、③許容的雰囲気を作る、④適切な情緒的反射を行う、⑤子供に自信と責任をもたせる、⑥非指示的態度をとり、治療者は子供の後に従う、⑦治療はゆっくり進む過程であるからじっくり待つ、⑧必要な制限を与える、等である。この8原則は、日本の遊戯療法家にも広く取り入れられているのである。