ソリューション・フォーカスド・アプローチ

ソリューション・フォーカスド・アプローチとは、解決志向アプローチとも呼ばれるもの。その特徴は、問題や原因に焦点を当てるのでなく、クライエントや関係者と協力し「解決」を構成する点。原因を探ったり、問題を明確化しようとすることは、いたずらに治療を長期化させたり、新たな問題を掘り起こしたり、悪役を作り出したりするという副作用がある。しかし、たとえ原因どころか何が問題なのかが明確でなくても、「解決」は可能。技法としてミラクル・クエスチョンや例外の発見が用いられるのである。