臨床心理学

臨床心理学とは、一言で言えば、「人間の理解と援助のための心理学」である。臨床心理学という言葉を初めて使ったのは、1896年、ペンシルバニア大学に世界初の心理学クリニックを開いたウィットマーである。米国心理学会(APA)の定義によると、「臨床心理学は応用心理学のひとつである。測定・分析・観察することによって個人の行動能力と行動特性を明らかにし、またこれらの所見を総合して治療(処置)に結びつけるもの。」とされているのである。