カイ二乗検定

カイ二乗検定とは、度数や比率で表されたデータについて、カイ二乗分布を用いた検定のことである。標本が正規分布していなくても、小標本について検定できるノンパラメトリック検定のひとつで、3件法による判断や性格型の分類など名義尺度による度数分布に適用されている。個々の次元を行・列に配列したクロス表を作り、各セルの値と理論度数との逸脱の程度を示すものがカイ二乗値であり、この値が大きいほど、次元間の帰無仮説が棄却され、有意差を表すものとなる。