分散分析

分散分析とは、フィッシャーが農場実験の分野で実験計画法による実験結果の分析の方法として確立したもので、ANOVAと略される。現在は、自然科学・行動科学の諸分野に普及。具体的には、ある集団について量的変数Xの観測が行われたとき、別の変数Yによってその集団をいくつかの群に分けることができれば、集団全体について変動―群間のXの変動+群内のXの変動が成立し、前者はYによる効果で、後者は誤差と考えられるというもの。