社会的ジレンマ

社会的ジレンマとは、個人と集団、もしくは社会全体との利害葛藤の構造のこと。つまり、個々人の合理的な選択や行動が、集団や社会全体の観点から見ると望ましくない結果をもたらすという、大きな集団で見られる相互依存関係。代表的なものに囚人のジレンマがあり、相手の行動により最適な行動が左右されることになるのである。また、共同作業では、人数が増えるに従ってひとり当たりの作業量が減少する社会的手抜きの問題の指摘されている。