学習性無力感

学習性無力感とは、統制不能の電気ショックを与えられ続けた犬が、別の統制可能な状況においても、電気ショックから逃げようとしなかったことから、セリグマン,M.E.P.により提唱される。強制的・不可避的不快経験やその繰り返しの結果、何をしても無駄だというネガティブな感覚・あきらめが支配的になること。また、人間のある種の抑鬱・学業不振の形成にも、同じメカニズムが働くと考えられ、臨床的にも幅広く応用研究が行われている。