サピア・ウォーフ仮説

サピア・ウォーフ仮説とは、言語相対仮説とも言われるもので、言語は単に記号やコミュニケーションの手段であるだけでなく、無意識において、それを使用する主体側の認識や思考パターンをも形成するという仮説のこと。文化人類学的フィールド調査から、「それぞれの言語体系に応じて、その数だけの世界観が存在する」と仮説が立てられ、欧米語を中心にして言語観に大きな影響を与えた。言語決定論とも言えるもの。それに対し文化・環境決定論的な立場からの反論もなされている。