神経伝達物質

神経伝達物質とは、神経細胞の接合部であるシナプスを介しての信号伝達を行う化学物質のことである。神経活動は、脳内の神経細胞間の電気シグナルを媒介とする、巨大で緻密なネットワークにより維持される。神経細胞を伝わった電気シグナルは、シナプス伝達において化学シグナル(神経細胞内に蓄えられている科学物質)となり放出され、神経細胞の受容体に取り入れられ、電気シグナルに変換。ドーパミンの過剰は分裂病を、セロトニン・ノルアドレナリンの欠乏はうつ病を引き起こすなど、神経伝達物質のバランスが崩れることで、心の異常が発生。