NGO(エヌ・ジー・オー)とは、英語のNon-Governmental Organizationの頭文字を取った略称で、日本では「非政府組織」と訳されています。
一般的には、開発問題、人権問題、環境問題、平和問題など、地球的規模の問題の解決に、「非政府」かつ「非営利」の立場から取り組む、市民主体の組織を「NGO」と呼んでいます。基本的性質としては、
1.市民社会に根ざし、市民の自発的な参加によって支えられていること、
2.政府や企業から自立し、自律した運営を行っていること、
3.利潤の追求や配分が目的でないこと、
4.人道的動機、または社会的公正や社会正義の実現を活動の動機としていること、などがあげられます。
この民間型国際協力を推進するNGOは、今までは財団法人か、法人格をもたない任意団体として存在していましたが、新しく整理されたNPO法人では、国内の社会活動の他に国際協力を主なる活動とする組織が認められているので、NPO法人格をもつNGOが増えてきました。