ヘルシンキからの船出、カモメと共に・・・


午後6時。いよいよ出航!

毎日乗務していても、この出航する瞬間は心躍るものがある。さすがに乗務初日のあのコチコチの緊張感はないにしても、シャキッと気持ちが引き締まるようなこの程良い緊張感、私はたまらなく好き(^^)。

そして出航とともにスモーガスボードの夕食が始まる。窓から、離れていくヘルシンキの町並みを眺めながら・・・。さあ、ストックホルムに到着するまで、クルージングの旅は始まったばかり。夏は夜10時過ぎまで明るい北欧の国々にとって、まだ6時なんて昼間のような感覚。

夕食時には、お客様からよく船やバルト海について聞かれる。たとえば、どのくらいの速さで進んでいるの?バルト海の水深ってどのくらい?ストックホルムまでの距離はどのくらいなの?日本人は数字がお好きなのでしょうか、結構数字にからんだ質問が多い。余談ですが・・・VIPとして乗船されたある日系大企業の社長さんに、この船はいくらするの?と質問された時があり、その時はさすがのキャプテンも苦笑い(^^;・・・なんてこともありました。。。話を元に戻して・・・速さは最高で23ノットだから、自動車でちょっとゆっくりめに走った時速40キロぐらいかな。バルト海の水深はフィンランド側で15〜30m、スウェーデン側で20〜40mほど。そしてストックホルムまでは約467kmなので、東京〜京都間ぐらいになるかもしれない。一応参考のために・・・。

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さて、お客様がお食事をしている間、私は船の最後尾のデッキまで行って外を眺めてみると、進む船の後をカモメが追ってくる。船が進むことによって波が立ち、そこの表面に浮き上がってくる餌を取るためだそう・・・。

そして遠くには、ヨットが何艘か浮かんでいる。北欧に来て欲しくなるのは、自家用ヨット、そしてサマーハウスと呼ばれるログハウス・・・。夏は時間を思い切り贅沢に使って、サマーハウスに自分のヨットで出かけ、のんびりと過ごせたら最高だろうな・・・と想像はふくらむ。物が豊富にある贅沢よりも、時間をゆったりと過ごすことのできる贅沢・・・日本にいると忘れてしまいがちなことを、あらためて気づかせてくれる。こちらでは、夏はみんな1か月の休暇をとり、思う存分にバカンスを満喫する。私は何度か同じ質問を現地の人から受けた。。。どうして日本人は休むこともなく、そんなに働いてばかりいるんだ?と。そして、1週間や10日間で北欧を数十万から百万円かけてまわるツアー、なんて聞くとみんなびっくりするのです。。。(~o~)

さて、お客様のいるレストランへ戻ると、和気あいあいとお食事を楽しんでいらっしゃる。盛りつけられたニシンの酢漬けやサケなどの魚はやっぱりおいしい。船のレストランにはないけれど、ライ麦粉等でできたパンに淡水魚と豚のバラ肉をはさんでつくられた、"カラクッコ"というフィンランドならではの食べ物があるけれど、これもおすすめ。船に乗る手前のマーケット市場で売っているので、機会があったらぜひお試しを。。。

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出航2時間前・・・
シリヤラインってこんな船
船中ではこんなことが待っている・・・
ちょっとメランコリック・・・
僕は船のキャプテンになりたい
ストックホルムへ向けて・・・
クルージングを終えて・・・
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