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ピース 「とうとう土曜日になっちゃった。パパったら 『連絡先がわからないから断れないよ』 だって。 でも、なんだか会っても大丈夫なような気がしてきた。私、ちゃんとユージくんに嫌なことは嫌って 言えそうな気がする。」 「あ、来たみたい。」 ユージ 「やあ、ピースちゃん、お父さん、こんばんは」 |
「ところでユージくん。私は感心したよ。きみのおかげで、 もし戦争になって自衛隊が民家の改造や民有地の工作物の撤去なんかをしても、その損失が所有者に補償されるんだねえ。きみがいなかったら、『戦争なんだから 仕方が無い』っていわれて泣き寝入りするところだよ。」 「え? 僕はそんなことしませんよ。武力攻撃を受けて自衛隊が反撃を始めたら、もう僕の出番はありません。 損失補償もしません。」 「な、なにひ! どういうことかね。」 |
「実際に戦闘が始まってしまったら、自衛隊が従うのは自衛隊法88条だけですよ。戦争なんですから、 いちいち法律の規定がどうこうなんていってられません。僕が意味を持つのは、戦闘地域以外です。」 「なんだと。『戦闘地域以外』ときみは言うが、今の戦争では、いったん始まったらどこが戦闘地域でどこがそうでないかの線引きはむずかしいぞ。 どうやって区別するつもりなんだい。」 「は、まぁ、それはなんとかうまく・・・」 |
「いざとなったらみんな戦闘地域扱いで、結局きみはどこかに隠れてしまう・・・なんてことはないんだろう? 」
「ちょっと待ってよ、ユージくん。私、戦争状態のときに自衛隊が超法規的な行動をしないように、ユージくんが必要なんだって、耳にタコなほど言われたよ。 結局戦争になったらなんでもありなの? 話が全然違うじゃん。」
「あ、そんなこといわれてた? でも、戦争になれば相手は日本の法律を無視するんだから、こっちだって法律をいちいち守ってる場合じゃないだろ。 だいたい、刑法にはもともと正当行為や緊急避難ってやつがあるんだよ。非常時にはなんだって許される。そんなことあたりまえだよ。」
「え、えー、じゃ、いったいなんのためにユージくんはあらわれたの?」
「そ、そうだ、戦闘になった時に使えないのなら、きみはなぜ、ここに現れたのだ?」
「は、はなしを変えましょう、お父さん。僕が活躍するのは、もうちょっとで戦争になりそうっていう、 あともう一歩というときなんですよ。」
「あといっぽぉ???」
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