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そして７月１日、またしても結婚式の祝砲に対して空爆がおこなわれ、新郎新婦を含む４８人が死亡し、１１７人が負傷したと伝えられています。（米・アフガン合同調査団による）
米国は、連合国と合わせて７０００人を超える兵力を、アフガニスタンに維持しつづけています。

人々の暮らしはどうなったでしょうか。都市部では、女性の活躍が伝えられるなど、状況はよくなっているように感じます。しかし国内避難民の状況はいまだ劣悪で、食糧や水さえ十分行き渡っていないといいます。そのうえ日中４０度以上にも気温が上がる中、テント内を吹き抜ける熱風にさらされて、体の弱っている子どもたちは体表から水分を奪われ、さらに衰弱していくということです。

また、かんばつにより、生活手段を失った新たな国内避難民が発生しており、ヘサール・シャヒー　キャンプで生活する国内避難民の数は４月現在で２４０００人と伝えられています。さらに民族間の争いも続き、カンダハル州の砂漠地帯、スピンボルダック　キャンプには、６月にはいってもなお新たなパシュトゥン人の避難民がやってきているそうです。

これらの人々はなぜ苦しまなければならないのでしょうか。
この悲しみは、いったいいつになったら終わるのでしょうか。

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　　私たち市民が自分の思いから取り組んだ
　　アフガニスタンの友人たちに衣類を贈る行動

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停戦委員会でも広く呼びかけ精力的に取り組んだ、「アフガニスタンに衣類を贈る行動」は大きなうねりとなり、今年２月までに４０フィートコンテナに４５台の荷物を届けることができました。衣類はモスクのイマム（司祭）を通じて、難民キャンプやアフガニスタン内の避難民８０，６５０世帯の人々に手渡されたと報告されました。日本からの衣類はきちんと選別されており、殆ど無駄になることなく配られたそうです。
私たちの気持ちは、衣類を通して、間違いなく厳寒期に凍える人々の苦しみを和らげ、見捨てられたように避難民となって暮らす人々にとって幾ばくかの希望になったことと思います。

ひとりひとりは小さな存在にすぎない私たち。でも、この行動を通して、私たちは心を痛めているだけから一歩踏み出して状況にはたらきかけることができました。

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　　私たちはその一方で、日本政府や自衛隊を通して、
　　アフガニスタンを攻撃する米軍を支援してしまっています。
　　もしも有事法制ができれば、私たち自身がさらに直接的な形で
　　戦争に協力することになるかもしれません。

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私たちの政府は、米軍のアフガニスタン攻撃に対して、最初の半年の協力支援活動では９１億円を支出し、５月からの半年には１５０億円の予備費を計上しています。私たちが支払う税金が、私たちの思いとは離れて、誰かを苦しめる結果につながっているという現実があります。

さらに現在国会で審議中の有事法制案は、「武力攻撃事態」の定義があいまいなため、米国が予定する軍事行動に合わせて容易に発動できます。そして、国土や施設を提供し、民間の物資や技術、人まで動員して米国の戦争へ協力していくことをうかがわせる内容になっています。

このような状況で自分ひとりが何かすることに、意味があるのだろうか。
そんな無力感に襲われることもあるかもしれません。
けれども、ひとりひとりが心と体を動かして贈った衣類で寒さをしのいだ人々が、アフガニスタンに確かにいることを思い出せば、自分にも何かができると信じられるような気がしませんか。

私たちひとりひとりが、自分の微力さに打ちのめされてしまうのでなく、個人の範囲でもできることを実践してゆけたら・・・。
同時に、自分たちの政府がすることを見ないふりをして世界中の友人や自分自身を欺くことのないように、政府に代表される今の流れを変えることも考えていけたら・・・。

停戦委員会は、それらの糸口を見つけられる場として、今後も機能していきたいと考えています。
ここではさまざまな問題が提起されることになると思いますので、自由に、主体的に、たくさんの方々が関わってくださることを願っています。

私たち人間は、きっと戦争を止める方法をみつけられる、と信じて。

『人道的停戦を呼びかけよう実行委員会』
吉田まきこ・ hana@蘭・じゅん・相原進一
peaceオジサン＠茅ヶ崎・ Misa
http://www.geocities.com/ceasefire_anet/index-j.htm

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