脂肪酸代謝の第2段階。
目的は、βケト酸のようなものを作り、カルボニル炭素が求核反応を受ける事で、二分子短いアシルCoAを再生し、同時にアセチルCoAを作る事が目的。
最初に、βの位置にカルボニル炭素を作るために、脱水素酸化、水和、脱水素酸化という反応を行なう。
なお、これと同じ反応が、TCA回路の、コハク酸からオキサロ酢酸を再生する過程にも見られる事に注意。FADやNAD+まで同じでしょ?
で、生じたアセチルCoAは、TCA回路に導入される。
一方で、最初に比べ二分子短くなったアシルCoAが生じるので、これをサイクル反応させる訳だね。
なお、分解している反応の部分は、クライゼン縮合の逆反応である事に注意しよう。