TCA回路の最初の段階として、アセチルCoAを、TCA回路に導入する反応がある。
この反応も、アルドール縮合であり、カルボニル基のα水素が容易に脱離すること、またカルボニル基が、正に帯電しており、求核反応を受け易い事が関係している。
もとのオキサロ酢酸のケトン基が、縮合によって、アルコールに変化していることから、アルドール縮合の特徴が覗える。(クライゼン縮合との違い)
なお、反応は、シトリルCoA が加水分解してクエン酸を生じる反応で、右に引っ張られる。
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