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防衛機制

オリジナル記事はこちら⇒https://setsinrigaku.com/6.html 防衛機制とは不安な気持ちから自分を守るために無意識に行われる心理的なメカニズムのこと。 ここでは代表的な防衛機制を挙げます。 置き換えとは、自分の感情を元来の対象に向けずに他の人や物にぶつけることです。 自分の感情を元来の対象に向けることができないため、自分よりも弱いものが置き換えの対象になります。 分かりやすく言うと気晴らしや八つ当たりです。 置き換えの事例 防衛機制の最も一般的な形態は、現実や事実を否定することです。このようにして、人は辛い状況を避けることを選択するのです。 この抑圧の防衛メカニズムは、人と人との関わり方に影響を与えます。この防衛メカニズムは、将来の行動に影響を与えるような記憶を意識的に保存しています。例えば、親から虐待を受けた経験のある人は、大人になってから人間関係を築くことが難しくなります。 昇華は正攻法と考える。このメカニズムを適用する人は、自分の感情や気持ちを、より安全な(ポジティブな方向の)物や活動に発散させます。 例えば、怒りを感じた人は、運動などポジティブな活動で感情を発散させるでしょう。 投影は、他人を巻き込む防衛機制です。もし、私たちにとって受け入れがたいことがあれば、それを説明し、他の人に伝えます。 プロジェクションは、表現に身を任せることで効果を発揮し、不安を軽減することができます。 知的化は、出来事を冷静に考えることで、不安を軽減させる働きがあります。 この防衛機制により、ストレスの多い感情的な側面について考えることを避け、知的な要素に集中することを選択することができます。 合理化とは、間違った行動だとわかっていても、その行動を選択する防衛機制のことです。 例えば、成績が悪かったとき、自分が十分に勉強していなかったことを自覚するのではなく、先生のせいにする人がいます。 この防御機構は、子供に最も見られやすい。人はストレスとなる出来事に直面すると、時に前段階の行動に戻ってしまうことがあります。子供の場合は、おねしょや親指しゃぶりなども含まれます。 反応形成は、反対の行動をとることで不安を軽減することができます。 フロイトによれば、人がこのような行動をとるのは、この防衛機制によって自分の本当の気持ちを隠し、別の行動をとることによって表現しているからです。 ステレオタイプとは社会心理学用語である集団全員を一般化して見ること。 認知的不協和とは自分が認知していることの中で考えと行動が一致しないこと。 サイコパスとは医学では反社会的人格障害と呼ばれ社会的に好ましくない人。 自尊心とは自分に対する価値観でどれだけ自分自身を大切にし評価し好きであるかという尺度。 昇華とは防衛機制の一種でネガティブな感情を社会に受け入れられるポジティブな行動に変えること。 投影とは防衛機制の一種で自分にとって受け入れがたい感情を他人に移すこと。 メタ認知とは自分の行動を最適にコントロールするために自分の認知を客観視すること。 学習性無力感とは努力をしても報われないことが長期に渡って続くことで意欲を失う状態のこと。 解離とは耐えがたい体験から心を守るために意識や記憶などが一時的に失われること。 自我とは主に自分の意志や心のことですが心理学ではエスと超自我の調整役で現実に適応させるもの。 抑圧とは精神分析理論において抑圧とは苦痛を伴う記憶、思考、感情を意識から排除すること。 逃避とは不快な感情を回避する必要性から生まれ、先延ばし、依存症、気晴らしなどさまざまな形をとることができる防衛機制のひとつ。 反動形成とは不安をもたらすあるいは受容できないと認識される感情や衝動が直接反対する傾向の誇張によって習得される防衛機制のこと。 合理化とは人がある行動を行ったあとそれを合理的にする信念や願望をこしらえるときに起こる防衛機制。 置き換えとは心理的な防衛メカニズムの一つで人は否定的な感情をその本来の原因からより脅威の少ない受け手に振り向けること。 取り入れとは個人が無意識のうちに外部の現実の側面を自己に取り込むプロセスで特に他人の態度、価値観、資質、または他人の人格の一部を取り込むこと。

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ハロー効果

オリジナル記事はこちら⇒https://setsinrigaku.com/5.html ハロー効果とは初めて会った人の外見や話し方あるいは服装や行動をざっと見ただけで、その人を分類すること。 つまり、ハロー効果とは第一印象だけその人物を全体的に判断することです。 例えば、身だしなみが整っている人はできるビジネスマンをという印象を与え、容姿が優れている人は知的で性格が良いと思うでしょう。 また、初めて会った人がとても笑顔で親しみやすい人だったら、話しかけてみたり、仲良くなってみようと思うかもしれません。 一目惚れもハロー効果の一種と言えるでしょう。 これらはすべてハロー効果による思い込みになります。 ハロー効果は後光効果とも言われます。 後光という言葉は、宗教的な概念で聖人の頭上に浮かぶように見える光り輝く円というイメージで使われています。 円は善良で欠点のない人の性格を表すと思われがちです。 これがハロー効果という言葉の歴史的な由来です。 エドワード・L・ソーンダイクは、ハロー効果という言葉を最初に作った心理学者です。 ソーンダイクは、軍の指揮官が部下の兵士をリーダーシップの資質、身体能力、知性、忠誠心などを評価するよう求めました。 その結果、指揮官からの肯定的・否定的な判断は、兵士の外見に影響される傾向があると結論づけました。 例えば、背が高く容姿がいい兵士は、知的であるとみなされるのです。 指揮官が兵士の外見を見て、部下の性格を総合的に判断していると、ソーンダイクは考えました。 海外の事例ですが、レストランでイケメンのウェイターは、そうでないウェイターよりも平均して年間約1,200米ドル多くチップを稼いでいることが分かったそうです。 面接官が応募者を魅力的だと感じれば、たとえそれがざっとした印象であったとしても、その人を知的で有能、職場でうまくやっていける人物だと判断する可能性が高くなります。また信頼できる人から推薦があった人は、面接をする前から印象が良くなります。 ある社員が特定の分野で優れた業績を上げた場合、経営者は異なる分野の仕事を与えても、それまでの仕事と同じように成果が得られると考えます。 ハロー効果は医療の世界でも起こります。医師は第一印象でその人の健康状態を判断することがあります。医師であっても理想的な体重の人は健康で、太っている人は不健康ではないかと思いがちです。 多くの企業はテレビCMに好感度が高い芸能人を起用します。そうすることで自社の商品が売れます。なぜならその芸能人に対するポジティブな感情は、その芸能人に関連するすべての物事をポジティブに認識させることにつながるからです。 ハロー効果にとらわれると面接で優秀な人材を落としたり、優良な顧客を見誤ったりするなど判断ミスにつながることがあります。 職場ではハロー効果によって上司の部下に対する評価が偏ることが分かっています。 上司の部下に対する評価は、全体的な業績や会社への貢献度よりも、ある一つの特徴に対する認識により影響を受ける傾向があります。 上司は部下の熱意や長所を見て、部下の知識やスキルの不足を見過ごすことがあります。 第一印象ですぐ結論を出すのはやめましょう。 例えば、職場でスーツを着ているから仕事ができるとは限りません。私服を着ている人のほうが仕事ができることだってあります。 ある人を見たときにネガティブな印象を持ったら「もし私が彼だったら、誰かにそう思われたら絶対に怒るだろうし、受け入れられないだろう」と思って、自分に言い聞かせてみてください。 広い心を持って、長く付き合ったあとで判断しても遅くはありません。 ステレオタイプとは、社会心理学用語である集団全員を一般化して見ること。 プラシーボ効果とはプラシーボ(偽薬)偽薬でも効果があると信じて飲むことで病気が良くなること。 ピグマリオン効果とは、期待が大きいと特定の分野でのパフォーマンスが向上する心理現象のこと。 確証バイアスとは、自分に都合の良い情報を求め、自分に都合よく情報を解釈する傾向のこと。 メラビアンの法則とは感情の7%は言葉、38%は声のトーン、55%は表情で相手に伝わるというもの。 ホーン効果とはある人のネガティブな一面を見ただけでその人の他の面もネガティブに思い込むこと。

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確証バイアス

オリジナル記事はこちら⇒https://setsinrigaku.com/4.html 確証バイアスとは、自分に都合の良い情報を求め、自分に都合よく情報を解釈する傾向のこと。 自分の考えに反する情報を無視します。 つまり、人はすでに信じていることを確認する情報を好むため、一度納得したことはなかなか断ち切ることができないということです。 例えば、ある人が「左利きの人は右利きの人よりもクリエイティブだ」という信念を持っているとします。 この人は、クリエイティブな左利きの人に出会うと、自分がすでに信じていることを裏付ける証拠をより重要視してしまうのです。 この人は、その信念をさらに裏付けるような証拠を探し、その考えを支持しない例を無視することもあります。 確証バイアスは、利用可能な情報を十分に処理する能力が限られているために、情報を中立的かつ科学的に解釈することができないことが原因で起きます。 良く言うと確証バイアスは、情報を効率的に処理する方法だと言うことができます。 ある人があることを信じていて、その信念が間違っていることが分かったら、その人は悪者にされます。 そのため、自分の考えが正しいことを示すために、自分の信念を裏付けるさまざまな情報を探す傾向があります。 認知的不協和とは、互いに矛盾する2つの信念を持ったときに起こる心の葛藤のことで、不快な気分にさせます。 例えば、タバコは健康を害するのでやめたいけどやめられない喫煙者は、タバコを我慢することはストレスになるので良くないという情報を信じます。 このように自分とって都合がいい情報を信じます。 刑事が捜査の初期の段階で容疑者を絞ると、対象の人が犯人であることの証拠ばかり探そうとします。それを否定する証拠を探そうとはしない。 医療従事者は病気の初期診断にうのみにして、その初期診断を裏付ける証拠ばかりを探すことになるかもしれません。 薬の広告にはほとんど食事、運動などのヘルスケアメッセージに関する情報が含まれていないため、広告を見た人は運動、食事や他の健康的な行動は効果がないか、薬よりも重要でないと感じることができます。 検索エンジンやソーシャルメディアでは、ユーザーが好む情報だけを表示する「フィルターバブル」を使用することで、確証バイアスが強固なものになっていきます。 子どもの親権に関するフィクションの物語に対して、被験者がどのような反応を示したかという実験が行われました。 被験者には親Aは平凡な子育てをし、親Bは子供と仲が良いが仕事で頻繁に子供と離れていると説明しました。 その後、どちらの親が親権者にふさわしいかという質問をすると、大多数の参加者が親Bと答えました。 この結果は、質問に基づいてほとんどの人が肯定的な態度だけを見るということが分かりました。 なぜなら「親権を与えるべきではない親はどちらか」という質問に対しては、ほとんどの人が親Bと答えたからです。 この場合は、マイナスの質問に基づいて、人はマイナス面ばかり見ていることを意味します。 確証バイアスにとらわれることは、異なる視点から物事を見ることを拒否することになります。 自分の好きな情報だけをフィルタリングすることになるので、他の同様に重要な情報を見逃してしまう可能性があります。 そのため確証バイアスは誤った判断をすることにつながります。 ステレオタイプとは、社会心理学用語である集団全員を一般化して見ること。 バーナム効果とは誰にでも当てはまることなのに自分のことを言い当てていると思い込む心理。 ハロー効果とは初めて会った人の外見や話し方あるいは服装や行動をざっと見ただけで、その人を分類すること。 正常性バイアスとは異常事態が起きているのに軽く考えて落ち着こうとする心理。 認知的不協和とは自分が認知していることの中で考えと行動が一致しないこと。

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ピグマリオン効果

オリジナル記事はこちら⇒https://setsinrigaku.com/3.html ピグマリオン効果とは、期待が大きいと特定の分野でのパフォーマンスが向上する心理現象のこと。 ピグマリオンという言葉は、古代ギリシャ神話に由来しており、ピグマリオンという彫刻家が自作の女性像に恋をしたことによります。 その思いから、ピグマリオンは女神ヴィーナスに、この像が生き返るようにと祈願しました。 ピグマリオン効果とは、ロバート・ローゼンタールがラットを使った実験で実証しました。 その実験の内容は次のようなものでした。 あるグループの学生に与えたラットは「このラットは知能が高い」と説明し、他のグループの学生に与えたラットは「このラットは知能が低い」と説明しました。 実際はラットには個体差はありませんでした。 実験の結果、知能の高いと説明したラットは、そうではないラットよりもはるかに良い成績を収めました。 「このラットは知能が高い」と説明を受けた学生グーループは、ラットを丁寧に扱ったことでラットの成績が向上したのです。 ロバート・ローゼンタールが1968年に行われた実験を紹介します。 その実験では、子供が知的能力を評価するためにテストを受けたことと、その中で最も良い成績を残した子供の名前を教師に伝えました。 コース終了時、優秀と告げた子供ほど高い成果を上げていたのです。 本当は子供の知的能力を評価するテストが行われていませんでした。 ランダムに「一番」と指定された子供たちの中に、そうなってしまう子供がいるのは、どういうことなのでしょうか。 その答えは、教師が彼らに対して大きな期待を寄せ、それが満たされるようにサポートしたことにありました。 犯罪を犯す子どもたちに関する研究によると、多くの子どもたちが非行に走る理由のひとつは、期待されていないことが分かっています。 子供の頃に犯した過ちから「非行少年」のレッテルを貼られたことから、子供たちは自分も「非行少年」だと思い込み、やがて非行に走ってしまうのです。 ピグマリオン効果は、「できると言えばできる、できないと言えばできない」という、人を良い方向に導くポジティブな期待と、悪い方向に導くネガティブな期待でよく表現されます。 人をよりよく成長させるためには、ポジティブな期待を伝えることが必要です。 ピグマリオン効果はプラスの効果がありますが、それはポジティブな場合だけです。 期待されていない人にとってはマイナスになる可能性があります。 期待は、期待される人へ影響を与えるだけでなく、期待する人の行動にも影響を与えます。 例えば、ある教師が、ある生徒が本当に頭が良く成功すると信じている場合、その生徒に注意を払い、より詳しいアドバイスを与えるかもしれません。 しかし、他の生徒には同じように接しないかもしれません。 そして、その不平等な扱いによって、ある生徒は遅れをとり、他の生徒は成長します。 人に期待することは、他人への接し方に影響を与えるので、ピグマリオン効果は、期待を受けている人にだけ、プラスの影響を与えます。 まだ自分が確立していない幼児に対して期待しない(見捨てる)ようなことをすると、将来ロクな人間にならない可能性があります。 影響力のある人はそのことに注意する必要があります。 ステレオタイプとは、社会心理学用語である集団全員を一般化して見ること。 ハロー効果とは、初めて会った人の外見や話し方あるいは服装や行動をざっと見ただけで、その人を分類すること。 プラシーボ効果とは、プラシーボ(偽薬)偽薬でも効果があると信じて飲むことで病気が良くなること。 自己効力感とは、自分の能力についての信念で、目標を達成するために必要なものです。 ゴーレム効果とは、ある人に対して周囲の期待が低いと、その人のパフォーマンスが低下するという心理現象。

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ステレオタイプ

オリジナル記事はこちら⇒https://setsinrigaku.com/2.html ステレオタイプとは、社会心理学用語である集団全員を一般化して見ること。 簡単に言うと「彼らは皆同じだ」と思い込むことです。 それは同じタイプの人による個人の認識である場合もあります。 ステレオタイプは、ポジティブな認識とネガティブな認識に分けられますが、これらは先入観が入っており、必ずしも正しいわけではありません。 49の文化を対象とした研究によると、民族性などのエスニック・ステレオタイプは、その民族の人たちの平均的な性格特性を反映していないことが示されました。 しかし、別の研究では、ある種のステレオタイプはまあまあ当たっていることもあります。 ステレオタイプという言葉は、新聞など活字印刷するための機械「ステロ版(鉛版)」からきています。 ステロ版で刷った印刷物はみんな同じであることから転じて、ものの見方が型にはまったようにみんな同じであることをステレオタイプと言うようになりました。 相手を知るのに十分な時間がない場合に、引き起こされます。 例えば、黒いサングラスをかけ、威圧的な顔で黒いスーツを着ているタトゥーの入った大男を見ると、ギャングと勘違いしてしまいそうです。 また、過去の経験でもステレオタイプが引き起こされます。 例えば、恋愛で傷ついた女性は、「いい男なんていない」と思い、他の男性との接触を避けるようになるかもしれません。 ステレオタイプのメリットは、思考時間の短縮と判断の効率化です。 例えば、企業の人事担当者の中には、「難関資格を持っている人ほど優秀」というステレオタイプがありますが、 それによって採用にかける時間を短縮できることができます。 しかし、ステレオタイプにはデメリットもあります。 例えば、詐欺師は、身なりが良くトークもうまいので成功者になりすますことができます。 私たちのステレオタイプは、このタイプの人は裕福で教養があると思うために、 無意識のうちに相手を信じ込んでしまうのです。 詐欺被害に遭う人は、ステレオタイプによるものです。 ステレオタイプは、私たちが間違いを犯す確率を高めてしまうのです。 偏見とは、特定の人々に対する否定的な感情のことです。 偏見とステレオタイプの違いは、偏見はステレオタイプに基づき、分類される人やグループについて特定の感情を引き起こします。 差別とは、特定に人々をステレオタイプ化した上で、その人々に対して否定的な扱いをすることです。 ソ連の社会心理学者バオダレフは、2つのグループの被験者たちにある人物の写真を見せました。 その写真の人物はくぼんだ目と突き出たあごに特徴がありました。 バオダレフは被験者に写真の人物を紹介します。 Aグループに紹介するときは「この人は犯罪者です」と言い、Bグループを紹介するときは「この人は有名な学者です」と言いました。 次に被験者に写真の人物はどのような印象を受けたか聞きました。 グループAの被験者たちは「その人のくぼんだ目はどう猛かつ狡猾で突き出たあごは頑固な性格を表している」と答えました。 グループBの被験者たちは「この人のくぼんだ目は深い考えを持ってて、突き出たは真実を探求する粘り強い精神を表している」と答えました。 同じ人物であっても犯罪者として見る場合と学者として見る場合では印象が変わってきます。 これは私たちは社会のさまざまなタイプの人に対して特定の固定観念を持っているからです。 ステレオタイプ脅威とは、自分が属する集団のネガティブなステレオタイプを恐れることで、パフォーマンスを低下させることです。 自分に対して否定的なステレオタイプを他人が持っていることを常に心配している人が、ステレオタイプ脅威にかかります。 同じ数学の学力をを持つ男女の学生たちに、非常に難しい数学のテストを行いました。 テストに男女差はない告げたところ、女子は一貫して男子と同じ点数を取りました。 しかし、性差があることを告げられると、女子の成績が下がりました。 ステレオタイプ脅威があると、難しいテストではパフォーマンスを発揮できなくなった事例になります。 例えば「女の子は男の子より理科ができない」とよく言われている女子が、難しい問題に直面したとき、その言葉が耳に残っているため「あきらめよう」と自分に言い聞かせるかもしれません。 その人が男子なら「これは僕の得意なことだからできるはずだ」 と思うかもしれません。 ステレオタイプの脅威により、難しいテストでのパフォーマンスを阻害する可能性があります。 なぜなら人はミスをすることをより恐れ、ミスをするとステレオタイプの存在を確認することになるからです。…

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心理学用語一覧

オリジナルブログはこちら⇒https://setsinrigaku.com/ セットで学ぶ心理学|ミラーサイト ステレオタイプ ステレオタイプとは、社会心理学用語である集団全員を一般化して見ること。 ピグマリオン効果 ピグマリオン効果とは、期待が大きいと特定の分野でのパフォーマンスが向上する心理現象のこと。 確証バイアス 確証バイアスとは、人々が自分の考えを支持する情報を求め、自分の考えを支持するように情報を解釈する傾向のこと。 ハロー効果 ハロー効果とは、初めて会った人の外見や話し方あるいは服装や行動をざっと見ただけで、その人を分類すること。 防衛機制 防衛機制とは、不安な気持ちから自分を守るために無意識に行われる心理的なメカニズムのこと。 プラシーボ効果 プラシーボ効果とは、プラシーボ(偽薬)偽薬でも効果があると信じて飲むことで病気が良くなること。 自己効力感 自己効力感とは、自分の能力についての信念で、目標を達成するために必要なもの。 ゴーレム効果 ゴーレム効果とは、ある人に対して周囲の期待が低いと、その人のパフォーマンスが低下するという心理現象。 バーナム効果 バーナム効果とは、誰にでも当てはまることなのに自分のことを言い当てていると思い込む心理。 正常性バイアス 正常性バイアスとは、異常事態が起きているのに軽く考えて落ち着こうとする心理。 認知的不協和 認知的不協和とは、自分が認知していることの中で考えと行動が一致しないこと。 メラビアンの法則 メラビアンの法則とは、感情の7%は言葉、38%は声のトーン、55%は表情で相手に伝わるというもの。 ホーン効果 ホーン効果とはある人のネガティブな一面を見ただけでその人の他の面もネガティブに思い込むこと。 サイコパス サイコパスとは、医学では反社会的人格障害と呼ばれ社会的に好ましくない人。 自尊心 自尊心とは自分に対する価値観でどれだけ自分自身を大切にし評価し好きであるかという尺度。 昇華 昇華とは防衛機制の一種でネガティブな感情を社会に受け入れられるポジティブな行動に変えること。 投影 投影とは防衛機制の一種で自分にとって受け入れがたい感情を他人に移すこと。 メタ認知 メタ認知とは自分の行動を最適にコントロールするために自分の認知を客観視すること。 学習性無力感 学習性無力感とは努力をしても報われないことが長期に渡って続くことで意欲を失う状態のこと。 解離 解離とは耐えがたい体験から心を守るために意識や記憶などが一時的に失われること。 自我 自我とは主に自分の意志や心のことですが心理学ではエスと超自我の調整役で現実に適応させるもの 抑圧…

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