- パナマ国一般情報 -
作者が赴任したパナマの魅力を求めて
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パナマ共和国概要
REPUBLICA DE PANAMA, RESUMEN INFORMATIVO


世界一の商船保有国、ラテンアメリカの金融センター、
そして、世界最大の運河がある国パナマへ ようこそ



 パナマ共和国は、人口約250万人と北海道ほどの小さい国土面積でありながらも太平洋と大西洋を繋ぐパナマ運河によって世界の貿易、運輸等に大きな貢献をしてきました。  この立地条件を利用した貿易業や海運関連サービス業などを土台としてさらに銀行業が栄え、今ではラテンアメリカの金融センターとして発達した国になっています。  一方、船舶登録に関する税制を利用するための外国船主による登録が進み、その結果パナマの船舶登録隻数は1990年にはついに世界第1位になり、船舶保有数では世界最大の海運国となりました。(1994年のパナマ政府発表ではパナマ船籍の船舶数は約11,000隻で総トン数は7千万トンが登録されている。)

 一般にラテン・アメリカ諸国は、農業、畜産、林業、鉱業等の第一次産業が経済の基礎となっているのに対し、パナマの経済は、パナマ運河、貿易、金融、保険等のサービス業に大きく依存しているのが特色で、これから国民性も他のラテン人に比べ、商人気質が強く国際感覚が豊かな点など大きな違いが見られます。  特色の一つとしてパナマでは、通貨はバルボアで、硬貨のみを鋳造し、米国の硬貨や紙幣(米ドル)と一緒に使われていますが、米ドルは正規の貨幣として使用されています。 この米ドル使用風習がこの国の金融産業に有利となり、首都パナマ市は世界の銀行が林立する金融都市となりました。


季節感覚と気候:

 パナマは日本と同じ北半球に属しているので、本来ならば日本と同じ季節感覚でいなければならないはずですが、実際は単純に乾季と雨季に分かれており、パナマ人は11月から3月までの約5ヶ月ある乾季を(天気がよく海辺に遊びにいける季節なので)「夏」と呼び、4月から10月までの7ヶ月の雨季を (短時間だが毎日のように雨がふるので) 「冬」と呼んでいます。  ただ、日本のさくらに似た「グアジャカン」と黄色い花の「ロブレ」(南米ではラパチョ)の花が、パナマ人がもう夏は終わったという3月から4月に咲き乱れるので、彼等の季節感覚にあわせるのが難しいところがあります。 曇っているか晴れているかの違いはあるが、年中通して平均27度前後で、東京の一番暑い日と同じ位です。 ただ、大平洋、大西洋の両方からの海洋性気候のため、じめじめした暑さではないのでけっこう過し易いかもしれません。


地形と海に恵まれた環境

 パナマは、北米大陸と南米大陸の接点にあり、東西に600キロ、南北に190キロから狭い所では50キロの細長い形をした地峡国です。 細長い国の真ん中を背骨のように山脈が走り、これと直角にパナマ運河が掘られています。  海に囲まれた国という印象がつよく、国内の農業や畜産の開発は、バナナ・プレンテーションや伝統的な牧畜業が古くから存在していた以外は全体的に乏しく、最近になって国際機関や他国の技術協力を受けて改良が図られています。 庶民の産業として小舟による沿岸漁業が古くから続いています。 海老の養殖なども近年になって盛んになっており、パナマの主要輸出産物の一つになっています。 一般的に海産物の消費は大きく、ビールのつまみに魚、エビ、たこ等のセビーチェ(レモン漬け)がみんな好きです。  しかし、歴史的にもパナマの重要産業は、貿易中継所であり、世界の取引き拠点としての伝統であり、それに対する商人魂は強いのが見受けられます。 


パナマの主要指標

(1999年12月改正)
一般  国 名 パナマ共和国、REPUBLICA DE PANAMA
  独立1903年11月3日 (1821年大コロンビアの一州としてスペインより独立後、1903年い米国の支援を受けコロンビアより独立)
  首都パナマ市、人口:約68万人
  面積77,082Km2 (北海道よりやや小さい)
  気候熱帯性気候で、12月末〜4月にかけては乾季で、北東の貿易風が吹く。5〜12月までは雨季で、多くは午後に集中的に降る。特に、カリブ海側では雨量3,700ミリ以上に達するところもある。気温は、年間を通して山岳地帯で19゜C、海岸地帯で26゜Cである。
  人口272万人(1997年、会計検査院)、人口密度:31人/1km2.、人口増加率:2.1%
  人種白人・黒人混血70%、黒人14%、白人8%、インデイオ7%、中国系1%
  言語スペイン語
  宗教カトリック93%、 プロテスタント6%
政治政体共和制
 元首ミレージャ・モスコッソ大統領 (任期5年、2004年8月末まで)
 議会1院制(定員71名、任期5年)
 政党与党36議席:アルヌルフィスタ党(18)、モリレナ党(3)、キリスト教民主党(5)、連帯党(1)
野党34議席:民主革命党(34)
経済GNP85億ドル、 一人当り:3,080ドル(1998年世銀)
 経済成長率3.9% (1998年世銀)
 物価上昇率1.1% (1998年世銀)
 失業率15.8% (1997年世銀)
 主要産業サービス業(パナマ運河、貿易中継基地、国際金融センター)、農業(バナナ、米、砂糖他)、漁業(エビ)、鉱工業(精精油)
*第3次産業がGDPの80.1%、労働人口の60.4%を占める(95年)
 貿易(1) 輸出(FOB) 8.0億ドル(1997年IMF)
(2) 輸入(FOB) 23.5億ドル(1997年IMF)
 貿易品目(1) 輸出: バナナ、エビ、衣料、魚肉、砂糖
(2) 輸入: 機械類、輸送機械、化学製品
 対外債務残高50.5億ドル (1997年末)
 通貨バルボア (Balboa)  1バルボア=1米ドル

参考資料: JICA発行「任国情報:パナマ、 日本外務省発行「各国・地域事情と日本との関係:パナマ共和国」、在パナマ日本大使館作成「パナマ共和国概況 99年度」

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