カーボベルデ国サンチアゴ島地下水開発給水計画
◆カーボベルデ国| ■首都プライア| ■リベイラダバルカ村| ■カーボベルデ人| ■アミーゴス|
●プロジェクト事務所| ●プロジェクト概要


目次


カーボベルデへようこそ

 1.カーボベルデ共和国概要
 2.政治、経済、産業
 3.社会、歴史、独立記念日
 4.カーボ人、美人、アミーゴス
 5.首都プライアA レストラン
 6.リベイラダバルカの村

水問題への日本の協力

 1.カーボベルデの農村に水を
 2.プロジェクト事務所

現地情報へのリンク

 1.カーボベルデ共和国(外務省公式情報)
 2.カーボベルデ (個人情報)
 3.カーボベルデ政府組織一覧
 4.カーボベルデ共和国(OFCF-海外漁業協力財団の情報)
 5.カーボベルデ(放浪記 あるサラリーマンの思いでより)
 6.経済・社会データランキング/カーボベルデ
 7.カーボベルデ ミンデロ漁港建設計画
 8.Cabo Verde Telecom(ポ語)
 9.Guia de Cabo Verde(ポ語)
 10. Praia Capital.com(ポ語)
 11. Cabo Verde 24(5カ国語)



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2005年1月20日制作開始










 カーボベルデの農村に水を

飲み水が乏しいアフリカの大西洋沖の小さな島に日本から井戸掘りプロジェクトチームが派遣された。
 


この国の最大の問題

 カーボベルデ共和国は、アフリカ大陸西端の熱帯性サヘル乾燥地域の大西洋沖に位置する火山群島で、雨も少なく、乾燥した自然環境にあるため、昔から水が最大の問題でした。

 この国の首都があるサンチアゴ島には水が流れる川がありません。雨季に雨がふったときだけ水が流れることのある川筋はいたるところにありますが、ここの水が流れるのは1年のうち数回だけで、そのため土地は乾燥してサバンナ状態です。このため、なにをするにもまず水の確保が一番重要な仕事となります。
   生活用水には井戸を掘り地下水を汲み上げて水の供給を図っていますが、人口10万人の首都プライアでは地下水だけで十分な水を確保できないので、海の水を濾過して真水に変えて水道にまわすなど、都市では高い費用をかけて水が確保されています。しかし、農村地帯では、国がタンクローリーで各村の共同タンクまで定期的に供給しており、その共同タンクから離れたところに住む農民はポリタンクに入れた水を頭に乗せたり、ロバに積んだりして山の上まで毎日運ぶことが重要な日課となっています。

 1991年から民主化が始まったこの国対し、日本政府は二つの無償援助を計画し、実施しています。ひとつは水産無償援助による漁港と水産市場の整備ですが、もうひとつは、去年スタートした、農村地帯での地下水開発による水の供給事業です。





 ロバ君: 「頼むからはやく井戸をほってくれ〜、水運びで死にそうだ〜」(しかし、井戸をほってあげたら彼の仕事がなくなり、すぐ、肉にされるんじゃないのか.....? そこまで心配しなくてもいいって?)


 サンティアゴ島地下水開発・給水計画

 カーボベルデの年間降水量は約300mmと非常に少なく不規則であり、乾期には河川が干しあがり水不足に悩んでいる。現在カボベルデ国の人間開発指標、HDIランク(UNDP, Human Development Report, 2002)は100位で、保健衛生についてアフリカ諸国の中でも低い水準にあるため、地方農村部の社会インフラ・サービスの整備は同国の最重要課題である。

 特に1995年にコレラの大発生により全国で多くの患者と死者を出し、飲料水が安全といえない状態に陥った。衛生的な飲料水としての地下水開発のため、日本政府は1997年12月に事前調査団を派遣し開発調査の実施を決定し、1998〜1999年に開発調査による地下水腑存量調査と給水計画の策定を行った。開発調査の中で、サンティアゴ島の水供給が大幅に遅れている現状から、1999年、水源不足がより深刻である最優先34サイトを対象に、地下水を水源とした山岳に位置する村落地域への飲料水供給計画を「カーボヴェルデ国サンティアゴ島地下水開発計画」として、わが国へ無償資金協力を要請してきた。

 これに対して、日本政府は地下水開発と給水設備の二つにわたる建設事業を実施することにし、日本より施工業者を選定し派遣した。

 本計画の対象サイトは、サンティアゴ島6郡23村落で深井戸を水源とする管路系給水施設建設を実施するもので、直接的に地方貧困村落住民15,288人に安定的な飲料水が確保され、生活・衛生環境の改善が図られことになる。


参照: カーボヴェルデ共和国地下水開発計画基本設計調査報告書




世界に広く実績を持つ日本の井戸掘り専門会社
ドリコ株式会社より派遣されたプロジェクトチーム





現地のアフリカ人を教育しながら、日本の品質管理水準の土木工事をやることは簡単ではない。しかし、彼らとの間にできる友好関係はひとつの財産である。


かくてカーボベルデの娘たちとロバ君たちを過酷な水汲み作業から開放してあげるために、日本のボーリング部隊は作戦を開始したのだった。






プロジェクト概要
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