アルコールの酸化

アルコールの性質(その1)


アルコールを酸化するとどうなるか。これが結構重要なので、しっかりマスター して下さい。

アルコールを酸化すると・・・とい言いましても、第一・第二・第三アルコールそれぞれで結果が違ってくるのです。ですから順番に説明しましょう。

第一アルコールの場合

第一アルコールは二段階の酸化反応をします。

第一段階は脱水素酸化でして、アルデヒドを生じます。生じたアルデヒドをさらに強い酸化剤で酸化しますと、カルボン酸が生じます。

って言っても、「アルデヒドって何?」「カルボン酸って何?」って思いますよね。

そりゃそうだ。(^^)まだ説明していないもんね。

いいです。いっぺんに全部分かる訳が無いから(^^)。とにかくここでは、構造がどう変化しているかだけ、しっかり見てください。(詳しくは後で出てきますから、心配しなくていいよ)

第二アルコールの場合

第二アルコールを酸化しますと、こうは行かないんです。

もともと炭素に、Hが一つしか付いていないため、−CHOのアルデヒド基ではなく、−CO−の「ケトン」が生じます。この場合二段目の反応は起きませんで、ここで反応が終わります。

って言っても「ケトン」をまだ説明していないから、訳わからないですよね。

いいですよ、それで。(^^)

だいたいの雰囲気だけつかんで下さい。

どうせまた、詳しく説明しますから。(^^)

第三アルコールの場合

第三アルコールは酸化が出来ません。

だって酸素が付加する場所も、脱離する水素もないでしょ?


さて、引き続きアルコールに関する、その他の必要知識を羅列していきます。

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