ヒンズー教の国。カースト制度。
独立後も土地改革が不十分で、近代化が遅れる。
インドネシアと共に、農業人口(六割)が多い農業国。
多民族国家で、公用語は15もある。(連邦公用語はヒンディー語。 英語は準(補助)公用語) イギリス植民地時代、ザミンダール制(徴税請負制)が敷かれた。土地改革でこの制度は廃止されたが、不徹底。
首都ニューデリーは計画都市として有名。
緑の革命で食料生産は増加。
国家資本と民族資本の二本立てで工業化が進む。
アッサム地方は世界最多雨地帯。インド洋から吹きつける季節風のため。六月ころからが雨が多い。年間降水量2万6000mmで桁外れのダントツ。
デカン高原はゴンドワナランド(安定陸塊)。
避暑地はダージリンとシムラが重要。
チェラプンジは年間最多降水量記録26461mm。
北東部が重化学工業、西部に綿工業。
カルカッタにはもともと伝統的なジュート工業がある。
第一次世界大戦中にボンベイに近代的綿工場が建設され、輸出国になった。
第二次世界大戦中にイギリスがバンガロールに航空機・精密工業を起こした。
年間降水量1000mmの通過位置がポイント。
ガンジス川に沿って、下流からジュート、サトウキビ、小麦が並ぶ。
ジュートは世界の六割を生産。
デカン高原のレグール土地帯の綿がポイント。
牛の頭数が世界一。しかし、ヒンズー教の国なので、牛肉は食べない。そのため、乳製品の生産が多い。
米の生産が中国に次いで二位。輸出はタイに次いで二位。(生産一位と三位の中国とインドネシアは輸入大国でもある事に注意)
落花生・ジュート・バナナが世界一位。
綿花は世界三位。
天然ゴムは四位。
デルタの米は、輸出4位の原因。